【どうぶつ】親子で愛したゾウのはな子：井の頭自然文化園

還暦を控えた井の頭自然文化園（武蔵野市）の“おばあちゃんアイドル”、
アジアゾウの「はな子」。父と親子二代で飼育し、現在は多摩動物公園
（日野市）に勤務する山川宏治さん（５１）が今月、はな子との思い出を
つづった「父が愛したゾウのはな子」（現代書林）を出版した。
生涯をはな子の飼育にささげた父を中心に、人間と動物との心の交流が
生き生きとした筆致で描かれている。　　　　　　　

はな子は、昭和２２年ごろにタイで生まれたメスのゾウ。昭和２４年、戦後
初来日したゾウとして大きな注目を浴びた。現在は国内２番目の長寿の
ゾウとしても知られる(中略)。　

鎖を外し、はな子に語りかけて心を開かせたのが、平成７年に亡くなった
山川さんの父、清蔵さん。清蔵さんの口癖は「はな子は、おれがいないと
ダメだ」。家庭に見向きもせず、がんにむしばまれながらもはな子にすべて
をささげた父を、山川さんは著書で思い入れを込めて描いている。

父と同じ飼育員の道を歩んだ山川さんも、平成８年から井の頭自然文化園に
勤務。翌年からはな子を担当する飼育班長となり、親子２代ではな子の世話をした。　　　

山川さんは「はな子はゾウに形を変えた、特別な動物のような気がします。たぶん
一番人間に近いゾウです」と語る。

井の頭自然文化園では、敬老の日の１８日午後１時半から、はな子の長寿を祝う
イベントをゾウ舎前で開催。好物の食パンをプレゼントする予定だ。　　　　　　　　

(※一部省略して引用しました。)

Sankei Web 06/09/17
http://www.sankei.co.jp/local/tokyo/060917/tky004.htm

関連リンク
動物園ファンのサイトTokyoZooNet：長寿動物のお祝い会(2006/08/25)の詳細
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=ino&link_num=5213

参考画像：アジアゾウの「はな子」
http://www.tokyo-zoo.net/Topics/upfiles/5213_large.jpg

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花子いつまでも元気で！