【生活・文化】「本当の甘さを知っていますか？」 玉製家のおはぎ
■「おはぎ、美味しかったですよ…」 映画「紙屋悦子の青春」より
甘いお菓子が貴重だった時代。日本人にとっておはぎは彼岸の日など
特別な日に食べるぜいたくなデザートだった。たらふく食事した後に
「別腹（べつばら）」などと言いつつ、ケーキやスイーツなど洒落（しゃれ）た
和洋のデザートが“選び放題”の飽食の時代に生きる現代人にとって、
おはぎの甘味が希少な味覚だった時代を想像することは難しい。
豪華に飾られた派手なスイーツに比べ、あずき色一色のまん丸い単調な
形のおはぎは見た目にも地味だ。数あるデザートの中から「どれか選べ」と
言われておはぎを選ぶ日本人は今や子供や若者だけでなく
世代を通じて少数派かもしれない。
だが、現在公開中の映画「紙屋悦子の青春」（黒木和雄監督）のおはぎを
めぐる描写を見れば、洋菓子にはないシンプルな甘味に思いをはせ、
日本伝統の和菓子の価値を改めて見直す人が増えるに違いない。
【以降>>2へ続く】
画像
http://www.sankei.co.jp/news/060916/bun002-1.JPG
ソース
http://www.sankei.co.jp/./news/060916/bun002.htm
甘いお菓子が貴重だった時代。日本人にとっておはぎは彼岸の日など
特別な日に食べるぜいたくなデザートだった。たらふく食事した後に
「別腹（べつばら）」などと言いつつ、ケーキやスイーツなど洒落（しゃれ）た
和洋のデザートが“選び放題”の飽食の時代に生きる現代人にとって、
おはぎの甘味が希少な味覚だった時代を想像することは難しい。
豪華に飾られた派手なスイーツに比べ、あずき色一色のまん丸い単調な
形のおはぎは見た目にも地味だ。数あるデザートの中から「どれか選べ」と
言われておはぎを選ぶ日本人は今や子供や若者だけでなく
世代を通じて少数派かもしれない。
だが、現在公開中の映画「紙屋悦子の青春」（黒木和雄監督）のおはぎを
めぐる描写を見れば、洋菓子にはないシンプルな甘味に思いをはせ、
日本伝統の和菓子の価値を改めて見直す人が増えるに違いない。
【以降>>2へ続く】
画像
http://www.sankei.co.jp/news/060916/bun002-1.JPG
ソース
http://www.sankei.co.jp/./news/060916/bun002.htm
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2 ：やまとななしこ：2006/09/16(土) 19:13:14 ID:7eAO6qz3
オレのアヌス
3 ：不思議な生き物 モーラφ ★：2006/09/16(土) 19:14:05 ID:??? BE:29081434-PLT(11200)
《昭和２０年。戦争で両親を失った紙屋悦子（原田知世）は鹿児島県の兄夫婦の
家に身を寄せていた。ある日、兄の後輩、明石少尉（松岡俊介）が悦子の見合い
相手として永与少尉（永瀬正敏）を連れて来る。明石と悦子は互いに好意を
寄せていたが、特攻隊員の明石は親友の永与に悦子を託したのだ。見
合いの日のごちそうとして悦子は姉と２人でおはぎを作る…》
今年４月、７５歳で死去した黒木監督にとって同作は広島、長崎の原爆などを
テーマにした戦争三部作後の遺作となった。
近年、戦争をテーマにした映画は多い。その中には俳優の言葉遣いや作法などが
あまりにも現代的過ぎてしらけさせられる作品が少なくない。杓子（しやくし）定規に
時代考証を追求し過ぎることが、現代人が見る映画にふさわしい手法とは一概に言えないが…。
しかし、今作では原田、永瀬ら若い俳優陣が、当時の日本人が身に付けていた
礼儀作法や言葉遣いを丁寧に演じ、６０年前の日本人のたたずまいを繊細に描きあげる。
おはぎを食べる場面はとくに印象的だ。
大皿に盛ったおはぎを、悦子が２人の小皿に箸（はし）で丁寧に取り分ける。
２人は素手でおはぎを口に運ぶと、手に付いたあんこを軍服の内ポケットに
入れた白いハンカチを取り出して拭き取り、静かに戻す。
食糧不足で空腹の若い兵隊２人は、決して貪（むさぼ）るようには食べないが、
久しぶりの甘味を慈しむように夢中でほおばる。その笑顔を満足そうに眺める悦子。
明日、特攻で死ぬかもしれない若い兵士にとって、
愛しい人の手作りのおはぎの甘さはどれだけおいしく身にしみただろうか。
ぜいたくに慣れた現代人には新鮮な光景だ。おはぎを囲む３人の表情は幸せに満ちている。
絶望のふちに一縷（いちる）の希望を見いだしたように…。
《特攻の日が決まり、明石は悦子に最後の別れを告げるため、夜、ひとりでやって来る。
「おはぎ、美味しかったですよ…」。見る見る泣き顔になる悦子。行く者と残される者。
２人の表情は対照的である。「そんな顔しないでください」。決意を固めた明石の表情は柔和だ》
「下校中、米軍機の銃弾で頭を裂かれ即死した友人の姿が今も脳裏から消えないんですよ」。
黒木監督は中学時代、疎開先の宮崎で見た悪夢を取材で語った。
友人たちの無念の思いを晴らすため、彼は創作活動の晩年を戦争レクイエムの撮影にささげた。
昨年公開された邦画大作「男たちの大和」でもおはぎが登場する。佐藤純彌監督（７３）も
戦争を知る世代。戦時下を生き抜いた映画人にとって、
おはぎは平和や幸福を具現化できる“特別な味”なのかもしれない。
沖縄への出撃直前、大和の乗組員は、広島県呉市の軍港近くで家族と最後に会うことを許される。
少年兵に会いに来た母親は手作りのおはぎを重箱に入れて持ってくる。
母親の最後の手料理をほおばる少年兵が流す涙は、世界中のデザートを食べる環境を手に入れた
“グルメ気取り”の現代日本人にこんな問いを突き付けてくる。
「本当の甘さを知っていますか？」
家に身を寄せていた。ある日、兄の後輩、明石少尉（松岡俊介）が悦子の見合い
相手として永与少尉（永瀬正敏）を連れて来る。明石と悦子は互いに好意を
寄せていたが、特攻隊員の明石は親友の永与に悦子を託したのだ。見
合いの日のごちそうとして悦子は姉と２人でおはぎを作る…》
今年４月、７５歳で死去した黒木監督にとって同作は広島、長崎の原爆などを
テーマにした戦争三部作後の遺作となった。
近年、戦争をテーマにした映画は多い。その中には俳優の言葉遣いや作法などが
あまりにも現代的過ぎてしらけさせられる作品が少なくない。杓子（しやくし）定規に
時代考証を追求し過ぎることが、現代人が見る映画にふさわしい手法とは一概に言えないが…。
しかし、今作では原田、永瀬ら若い俳優陣が、当時の日本人が身に付けていた
礼儀作法や言葉遣いを丁寧に演じ、６０年前の日本人のたたずまいを繊細に描きあげる。
おはぎを食べる場面はとくに印象的だ。
大皿に盛ったおはぎを、悦子が２人の小皿に箸（はし）で丁寧に取り分ける。
２人は素手でおはぎを口に運ぶと、手に付いたあんこを軍服の内ポケットに
入れた白いハンカチを取り出して拭き取り、静かに戻す。
食糧不足で空腹の若い兵隊２人は、決して貪（むさぼ）るようには食べないが、
久しぶりの甘味を慈しむように夢中でほおばる。その笑顔を満足そうに眺める悦子。
明日、特攻で死ぬかもしれない若い兵士にとって、
愛しい人の手作りのおはぎの甘さはどれだけおいしく身にしみただろうか。
ぜいたくに慣れた現代人には新鮮な光景だ。おはぎを囲む３人の表情は幸せに満ちている。
絶望のふちに一縷（いちる）の希望を見いだしたように…。
《特攻の日が決まり、明石は悦子に最後の別れを告げるため、夜、ひとりでやって来る。
「おはぎ、美味しかったですよ…」。見る見る泣き顔になる悦子。行く者と残される者。
２人の表情は対照的である。「そんな顔しないでください」。決意を固めた明石の表情は柔和だ》
「下校中、米軍機の銃弾で頭を裂かれ即死した友人の姿が今も脳裏から消えないんですよ」。
黒木監督は中学時代、疎開先の宮崎で見た悪夢を取材で語った。
友人たちの無念の思いを晴らすため、彼は創作活動の晩年を戦争レクイエムの撮影にささげた。
昨年公開された邦画大作「男たちの大和」でもおはぎが登場する。佐藤純彌監督（７３）も
戦争を知る世代。戦時下を生き抜いた映画人にとって、
おはぎは平和や幸福を具現化できる“特別な味”なのかもしれない。
沖縄への出撃直前、大和の乗組員は、広島県呉市の軍港近くで家族と最後に会うことを許される。
少年兵に会いに来た母親は手作りのおはぎを重箱に入れて持ってくる。
母親の最後の手料理をほおばる少年兵が流す涙は、世界中のデザートを食べる環境を手に入れた
“グルメ気取り”の現代日本人にこんな問いを突き付けてくる。
「本当の甘さを知っていますか？」
4 ：やまとななしこ：2006/09/16(土) 19:14:57 ID:a9Ws52uC
重いＹＯ！
やっぱ、ネット右翼のすくつ（ｒｙ）に立てるべきだったかしら（ ‘∀‘）
6 ：やまとななしこ：2006/09/16(土) 19:40:07 ID:w0Djip+j
本当の甘さを知っている人を知っていますか？
7 ：やまとななしこ：
. ／ .／∠ ──‐‐-.ﾍ. ヽ､
／"..:／/´‐.Ｔ.丁¨ T ｰ ､ Y ',ヽ
／./ .:./:./ :.:./l:.! i.:. !:.:. ヾ..i:. !:.:ヽ
／ / .:./.:/ :.:./ !:!:. ﾊ:.: ',:.:.:. ｀!: l:.:.:ﾊ
/.:, ｲ.:;'.:.｀:ト 、バ:.ヽ＼.:ヽ,.:.:.:.:.!: !ﾍ:.:ﾊ
/ / ｲ.:.!.:.!:.!, --ヽ、＼ ゝ久_丈i:. ! ﾊ:.ﾊ
/:./ !.:.!.:.i.:f ｨ´::ヾ ´f´::::ヽヾ :!ヽ l:.ﾊ 中日ついにマジック１５ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━ !!!!
/:./ , !.:.!.:.iﾊ ﾏ_;;;ﾉ , ﾏ_;;ﾉ j:. j/ j:.:ﾊ マサ兄よくやったわ！
/:/∧,｣ !.:.!.:.!ﾍ "" r=＝ｫ "" ,/:.ｲ!ﾊ┘:!ヾ r-──-. ＿
//!:.ﾊﾞ:.:.:| |.:.ﾊ.:V ゝ､ 丶 / ｨ/:./:.:i／^l:.! ヽ /￣＼|＿CＤ＿|／ `ヽ
ﾚ' !:.! i.:.:.ヾ!ヽﾊ.:V.:.:.:.:＞, _ ィ´V.:/.:.:/ ﾘ:| l r'~ヽ ゝ＿＿.ノヽ／~ ヽ l
!:i !.:.:.:.:.:.:.:{ﾊ.:V'´ ／′ .少'／｀ｰ| /j/ | | .｜´・ ▲ ・｀｜. へ.| |
ヾ ヽ＿, '7// /-､ -／ " ／ﾌ ﾋ=ヽ ゝ::--ゝ,＿_∀＿ノヽ| |::ノ
ﾊ ヽ. /// /'´￣／ ／／/ ,｀弋 ＼ ﾉ二ニ.'ｰ､`ゞ｜｜
／ { y'// ,'---/ ／／- ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀l Ｙ´⌒` r‐-‐-‐/ ｜
／ ヽfl l l ! / ／／〈 `ｰ〈::....ノ Ｖ. |; ⌒ :; |_,|_,|_,h ヽ
／ !l l !. ! ./ /// ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ // .|. .| ｀~`".｀´ ´“⌒⌒)
. ／ _∧ l ! !ﾛj /// ﾌ-､｀ｰ┴‐-〃 | 人 入＿ノ´~ ￣
. ／ ／ ハヾ l l /// ヽ | l ／ /
／"..:／/´‐.Ｔ.丁¨ T ｰ ､ Y ',ヽ
／./ .:./:./ :.:./l:.! i.:. !:.:. ヾ..i:. !:.:ヽ
／ / .:./.:/ :.:./ !:!:. ﾊ:.: ',:.:.:. ｀!: l:.:.:ﾊ
/.:, ｲ.:;'.:.｀:ト 、バ:.ヽ＼.:ヽ,.:.:.:.:.!: !ﾍ:.:ﾊ
/ / ｲ.:.!.:.!:.!, --ヽ、＼ ゝ久_丈i:. ! ﾊ:.ﾊ
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/:./ , !.:.!.:.iﾊ ﾏ_;;;ﾉ , ﾏ_;;ﾉ j:. j/ j:.:ﾊ マサ兄よくやったわ！
/:/∧,｣ !.:.!.:.!ﾍ "" r=＝ｫ "" ,/:.ｲ!ﾊ┘:!ヾ r-──-. ＿
//!:.ﾊﾞ:.:.:| |.:.ﾊ.:V ゝ､ 丶 / ｨ/:./:.:i／^l:.! ヽ /￣＼|＿CＤ＿|／ `ヽ
ﾚ' !:.! i.:.:.ヾ!ヽﾊ.:V.:.:.:.:＞, _ ィ´V.:/.:.:/ ﾘ:| l r'~ヽ ゝ＿＿.ノヽ／~ ヽ l
!:i !.:.:.:.:.:.:.:{ﾊ.:V'´ ／′ .少'／｀ｰ| /j/ | | .｜´・ ▲ ・｀｜. へ.| |
ヾ ヽ＿, '7// /-､ -／ " ／ﾌ ﾋ=ヽ ゝ::--ゝ,＿_∀＿ノヽ| |::ノ
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