白山市橋爪町の有限会社六星生産組合が、今月から販売を始めた健康食品
「五穀ごはん」の売れ行きが好調だ。東京で開かれた商品発表会でも反響が
大きく、“特産品”として販売拡大を目指している。
五穀ごはんは、以前から販売していた「五穀おにぎり」(一個百二十円)が
健康ブームに乗って売り上げが伸びた。これに目をつけ、加工品としてでは
なく前段階の穀物商品として商品化することを考えて売り出した。
五穀は、コシヒカリ(三〇〇グラム)▽もち米(一五〇グラム)▽黒豆(六〇
グラム)▽アワ(三〇グラム)▽キビ(同)−が入っている。常温保管で賞味
期限は四十五日。一個七百八十七円。
食べるには、米と黒豆を研ぎ洗いし、キビ、アワを加える。水を通常より一割
多く入れてよく交ぜる。一晩(五、六時間)吸水させてから普通に炊けばよい。
米の美味やもちもち感がほどよくあり、穀物の栄養分もまざり「加賀百万石の
健康穀物米」をキャッチフレーズにしている。
八月に東京ビッグサイトで開かれた「第一回アグリフードEXPO2006」
でも評判をとり、東京の百貨店や通信販売、個人への直送などの販売ルートで
消費拡大を図っている。売り出し始めは穀物をナイロン袋に入れていたが、
これからはパックに詰めて帯を巻いて販売する予定。ほかに雑穀きねつきもち
として「豆板もち」「六穀もち」などもある。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ikw/20060913/lcl_____ikw_____002.shtml ●画像:
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