数年前から大流行した、「アトキンス」や「サウスビーチ」といった低炭水化物
ダイエットも今ではすっかり鳴りを潜めたアメリカ。最近ではやはり地道に行う
エクササイズと、食べすぎを抑えた栄養バランスの取れた食事が健康には一番!
といったクラシカルな意見がまた人気になってきているような気がします。
まぁ、このトレンドもまた次の「革命的」ダイエット法が登場するまででしょうが(笑)。
さて、カロリーを気にするのはいいことなんですが、いちいち自分が口にするものの
熱量をチェックするのって忙しい現代人には難しいこと。手軽に食べられるスナック
菓子は口当たりがよくて、気がついたら食べ過ぎていた! なんてこともありがちです。
それでなくてもアメリカのパッケージは大きめですし(汗)。そんな多くの人々の悩み
を解決してくれたのが、近年スナック市場に登場し、たちまち大人気なった「100Kcal」
パックのお菓子たち。2004年にナビスコ社が同社の製品である「オレオ」、「チップス・
アホイ」といった人気アイテムをフレーバーそのままにカロリーを抑えてリニューアルし、
従来のパッケージよりも小さめに包装して売り出したのです。たとえダイエット中でも
罪の意識なく摂取できるというのが、この 100Kcal という数字なのでしょうか。その
人間の心理にガッツリ食いついたこの新製品、見事に大当たりします。その後は業界各社
が競うようにして 100Kcal パックを次々と発売し始めました。
今年に入ってもその人気は留まるところを知らず、2006年始めの半年だけで実に40種類もの
100Kcal スナックが新たに登場したとか。ポテト・チップス、クッキー、チョコレート、グミ・
キャンディ、ヨーグルト、ソフト・ドリンク……と、その種類もさまざま。「トランス脂肪ゼロ」
や「糖分控えめ」とうたった食品も少なくなく、健康を気にする人にはうれしい限りです。
さらにうれしい事に小袋仕様のパッケージは子供のおやつにもぴったりの大きさ。アメリカの
小学校では通常、午後になるとおやつの時間があるのですが、これ専用にウォール真木も娘の
ランチ・ボックスにこれらのパックをひとつ、牛乳と一緒に入れることがあります。
ただしこれらの100Kcal パック。たとえカロリーを抑えているとはいえ、スナック菓子には
変わりなく、健康食品ではないので注意は必要。栄養価については足りないものが多すぎます
から、これだけを食べてカロリー制限のダイエット……とはいきませんね。あくまでもサブ的
な食品として、ダイエットには栄養バランスを考えた食事をメインとするのが一番のようです。
http://www.narinari.com/Nd/2006096462.html ●画像:
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