青梅市のコーヒー豆専門店が、いれると赤、緑になる「コーヒーの粉」の販売を始めた。
香りも、赤は梅とバラの2種類、緑はメロンで、見た目も香りも変わったコーヒーに、
客からは驚きの声が上がっている。
販売しているのは青梅市の「からさわ珈琲店」=唐沢さん(52)経営=。
唐沢さんは1994年に地元・青梅の特産品にちなんだ梅の香りがするコーヒー粉を
商品化したのを手始めにイチゴなど25種類の香り付きコーヒー粉を販売している。
今回、カラフルなコーヒーに取り組むきっかけとなったのは、白や緑のカレーが人気を
集めているのをテレビで知ったこと。「コーヒーだって」と発奮し、開発に着手した。
色は食料品に使われる着色料を混ぜて出しているが、最初はなかなか良い色が出ず、
豆の焙煎(ばいせん)、ひき方、ブレンド具合を微妙に変えて試行錯誤を重ねた。
「ブラック」で飲む時にも赤や緑色になるが、クリームを入れると、色はより鮮明になる。
唐沢さんは「クリームを入れた時の色が変化していく様子も楽しんでもらいたい」
と話している。
黄色やオレンジ色になるコーヒー粉の実現も可能だといい、今後の商品化も検討している。
唐沢さんは「食べ物には色のバリエーションがあるのに、コーヒーは一色。見た目の衝撃を
与えたかった」と狙いを話している。
コーヒー豆のメーカーや輸入商社でつくる全日本コーヒー協会(中央区)も、
「香り付きは聞いたことがあるが、赤や緑色のコーヒーなんて聞いたことがない」と、
アイデアに驚いている。
コーヒー粉は100グラム入り580円(税込み)。同店で販売するほか、全国の梅、バラ、
メロンの名産地に土産品として売り込んでいく予定だという。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news001.htm (写真)赤と緑の色つきコーヒーと唐沢さん。クリームを入れることで、こんなにくっきり
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/img/news001_2.jpg ※一部省略し引用させていただきました。