大分市新川町の大分少年鑑別所(高橋泰夫所長)は、気軽に少年に関する相談に
訪れてもらおうと、従来の「一般相談」を「まちの相談室 思春期さぽーと大分」と名付けた。
鑑別所の持つ、固く近寄りがたいイメージを取り除くのが狙い。
鑑別所は少年の非行の原因や動機を、人格や生活環境との関連性を明らかにしながら、
少年が立ち直る方法を検討する機関。
蓄積している経験や知識を地域社会に還元しようと、心理学や教育学を学んだスタッフが
一般相談を受け付けている。
昨年度の利用者は二十一人だった。
相談内容は非行、いじめ、家庭内暴力、引きこもり、不登校、しつけなど。保護者や教職員ら
から相談を受けている。
教職員、PTA、民生・児童委員らの研修会や学習会の講師として、心理専門職員を派遣する
事業もある。
高橋所長は「少年鑑別所の業務を詳しく知っている人は多くない。正しく理解してもらい、
”町のお医者さん”のように気軽に来てもらえるようにしたい」と話している。
相談は無料。電話でも受け付ける。
土・日曜日、祝日を除く午前九時から午後五時まで同鑑別所(TEL097・534・7576)で。
ニュースソース
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1157641200=115768999018117=2