ホタルが飛び、メダカが群れる清流に恵まれた串間市本城の下代田地区(越智区長、26戸)は
3日、国道448号の代田バス停そばに一般にメダカを観賞してもらうスポット「めだかの里」を開設した。
同市崎田で譲り受けた廃舟が水槽代わり。浮かべられた水草・ホテイソウの間をメダカたちが
元気に泳いでる。
同地区の水田周りの水路などでは、日本在来で数がめっきり少なくなったクロメダカが
昔と変わらず大量に生している。他に誇れる“地域振興資源”として着目した越智区長(66)らが
一昨年から養殖、市内学校への寄贈に取り組んでいる。昨年秋にはメダカ飼育に詳しい
専門家を招いて講演・勉強会も開催した。
水槽となった廃舟は全部で3隻。
水路の水、水草、田の泥、赤ボラ土と採取・養殖したメダカをそれぞれ500匹以上入れた。
「メダカは心を癒やしてくれる生き物。本城全体にメダカの里を広げ、地域おこしと、豊かな
自然環境を守り、伝えていくきっかけになれば」と越智区長。「めだかの里から勝手にメダカを
持っていかれるのは困るが、相談してくれれば欲しい人には喜んでおすそ分けする」と話している。
ソース
http://www.the-miyanichi.co.jp/news/index.php3?PT=2#2006090521 ※氏名・電話番号を省略させていただきました。