心臓破りの峠道も、照りつける真夏の日差しも何のそのー。
奈良県曽爾村から熊野市までの200キロを自転車で旅している小中学生24人が
9日、ゴールを目指して紀北町海山区から熊野市までの50キロに挑んだ。
奈良県の国立曽爾青少年自然の家が企画した「真夏にチャレンジ」に参加した
小学5年ー中学2年生。
夏休みの思い出にしようと、三重、奈良県などから集まった。
4日に同自然の家を出発。伊勢本街道や国道42号を走って、
7日に紀北町海山区のキャンプイン海山に到着し、2泊した。
途中、熊野古道ウオークや川遊びも楽しんだ。
9日朝は同自然の家の富沢邦明所長(55)が
「これまでつらいことを乗り越えてきた。さあ最後です」と励ますと、
児童らは元気に自転車にまたがり、険しい峠道にも前を向いてペダルをこぎ続けた。
鳥羽市船津町から挑戦している小学6年生の広川遥さん(12)は
休憩所となった尾鷲駅前で「筋肉痛になったけれど、今は平気。
声を掛け合ってたどり着きます」ときっぱり。
真っ黒に日焼けし、たくましさを身に付けた冒険隊は列をつくって熊野市へ向かい、
夕方無事に走破を果たした。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20060810/lcl_____mie_____006.shtml 険しい峠道にも前を向いて進む児童ら
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