ジョニー・デップが、自由奔放な海賊ジャック・スパロウにふんする『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
が7月22日より公開される。酔っ払ったような歩き方に、独特のしゃべり方。この愛すべきキャラクターを心から楽しんで
演じているジョニーが、プロモーションのため来日した。右手に、娘に作ってもらったというビーズのアクセサリーをつけて、
にこやかに登場したジョニー。「かわいくて仕方がない!」という子どもたちと、最愛の女性に囲まれて幸せな生活を送っている
彼に「ジョニー・デップ流の生き方」を語ってもらった。
■金歯は娘のお気に入り
Q:まだ金歯が入ってるんですか!?(ジャック・スパロウの金歯)
ふふっ。そうなんだよ。すごく忙しくて、歯医者にこの金歯をにとりに行く暇がないんだ。
Q:歯医者ですか?
そうだよ。これは、キャップみたいに歯にかぶせて固定してあるからね。歯医者に行かなきゃとれないんだ。
Q:お子さんが怖がりませんか?
最初は、僕が笑って歯が見えるたびにきゃあきゃあ言って怖がってたんだけど、今じゃすっかり慣れたみたい。
案外気に入っちゃって、逆に外して欲しくないかも(笑)!
■僕が海賊だと思ってる!
Q:お子さんは、あなたが俳優でトップスターだということを分かっていますか?
うーん。完全には理解してはいないと思うよ。この作品の撮影中は、「やっぱりパパは海賊だったのね……」って言っていたしね(笑)。
ただ、昨日のプレミアで子どもたちにプレゼントをたくさんもらったから、僕が帰宅して、このお土産の山を渡したら
クリスマスと勘違いしちゃうかもしれないな。
Q:お子さんとの関係を、大切にするために休暇を取ったり、とてもすてきなお父さんですが、あなたが理想としている父親像を教えてください。
そうだな。僕が小さいころ、あこがれの存在であり、ヒーローのような父がそばにいたことは、すごくラッキーなことだった。僕の理想の父親像というのはユニークで、
いつ何時でもできる限りそばにいて世界一いい父親であること。そういられるように努力し続けたい。僕は自分の父親のような、最高の父親像がお手本としてあって、
今でも彼がそばにいてくれることがとてもラッキーだと思っているんだよ。
(略)
■いろいろな意味で自由人でありたい
Q:ジャックのように奔放な人生を歩みたいと思いますか? これからの人生、俳優として、またひとりの人間としてどう過ごしていきたいですか?
何よりも先に、まず自分は父親であるということがベースにある。僕の人生のゴールというか、人生の野望というものが僕の中にあるとするならば、
最高の父親になりたいんだ。仕事に対しての自分でも、父親である自分でいても、僕はいろんな意味で自由な人でありたいと思っている。
自分の役者としてのクリエイティブレベルと同じくらい、プライベートにおいても、自由に無償の愛や家族の一番の幸せを願って努力し続けたいんだ。
相手の目を見て静かに語る誠実な受け答え、どんな話をしていても、ついつい子どもの話になってしまう“親バカ”ぶりをのぞかせてくれたジョニーに、
あのワイルドな海賊のジャック・スパロウがどこにもいない。こんなに穏やかな人がどうやってジャック・スパロウという情熱的でハイテンションな
キャラクターを、演じているのだろうか。100%の演技で、彼がジャックを作り上げている……ジョニー・デップという役者でしか持ちえない、
完璧な演技力のたまものなのだろう。それを証明したインタビューだった。
記事全文はソースにて
http://cinematoday.jp/page/A0001115 インタビューの様子を動画にてご覧頂けます。
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