三木市・志染中学校の三年生と保護者ら約六十人が十五日、学校近くの泥田で
ドッジボールに挑戦した。この日の市内の最高気温は、三一・五度(市消防署調べ)。
大人も子どもも日差しと泥で真っ黒になりながら、無邪気にボールを追った。
日ごろ子どもと接する機会の少ない父親たちが「学校ではできないことを」と発案。
志染町志染中の使われていない水田約三千平方メートルを地域住民から借りた。
コートのラインの代わりに風船を浮かべて試合開始。ボールを投げたり、追いかけ
たりするのに、生ぬるい泥に足をとられて転ぶ生徒が続出した。
親子対決では「オヤジ組」が外野と連携してボールを回し、生徒たちの体力をじわ
じわ奪う頭脳プレーを披露。見事に勝利を収め、きっちり威厳を示した。
PTA会長の階戸さん(46)は「子どもと触れ合えるいい機会になった。ついで
に鼻をポッキリ折ってやりました」と満足げ。「泥田でドッジボールしたのは初めて。
何だかやせそう。父親チームが勝ったのはたまたまです」と生徒(14)は苦笑い。
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