福井市棗(なつめ)小・中学校で二十三日、児童生徒が、地元で収穫された特産のラッキョウの
根や茎を取り除き、出荷の手伝いをした。
子どもたちに地域の産業に興味を持ってもらおうと、同校が毎年行っている。小学三年生から中学
三年生までの計百六十人が、十五−二十人の九つのグループに分かれて作業した。
子どもたちは地元のお年寄りたちの指導を受け、持ち込まれた七百二十キロのラッキョウの茎や根を、
持参したかまや包丁で丁寧に切り落とした。
処理が終わったラッキョウは、生産を管理する三里浜特産農協に運ばれ、甘酢漬けなどに加工される。
四年生の女子児童(9つ)は「作業は疲れるし足がしびれるけど、箱いっぱいになった時はうれしい。
ラッキョウは好きなので、出来上がったら食べてみたい」と話していた。
同農協によると、今年のラッキョウは四月末に適度な雨が降ったため、大きさ、味ともに良いという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/fki/20060624/lcl_____fki_____010.shtml