http://www.ctv.co.jp/news/local/news_loc.html?sv=LOCAL&id=urn:newsml:ctv.co.jp:20060525:000013:3 携帯電話機がペースメーカーに影響を与える可能性を指摘した名古屋市営地下鉄の
車内広告に、自社製品に似た電話機が登場しているとして、PHSのウィルコムが抗議し、
同市が謝罪して広告を変更することが分かった。
広告は、ペースメーカーを装着した乗客に配慮し、車内では電話機の電源を切るよう
呼び掛ける内容で、4月から5月にかけて全線で計9日間掲示された。
広告に写真で登場している若い男性が手に持った電話機が、同社製に酷似していると
される。
同社は今月9日、「PHSは電磁波が弱く医療機器に与える影響が少ない。広告は
誤解を与える」などと抗議。名古屋市側は文書で謝罪するとともに、6月下旬の掲示
分から広告のデザインを変更すると回答した。
名古屋市交通局は、「同社の製品を改造して使用したが似てしまった。配慮が十分では
なかった」と話している。
市は、抗議の対象となった広告を、駅構内用のポスターなども含めて計1万6000枚
作製したが、すべて破棄する。新デザインの広告制作費は10万ー20万円になる見通し。