十勝管内の幕別町農協(飛田稔章組合長)は、ひげ根と呼ばれる
毛のような細い根が表皮にほとんどついていないナガイモを開発した。
「和稔(わねん)じょ幕別1号」で、皮をむかなくても食べられるのが特長。
既に農水省に国内初の品種として種苗登録しており、本年度から本格的に出荷を始める。
幕別町農協は年間八千三百トンを出荷するナガイモの主産地。
一九九八年の収穫の際、一本だけひげ根がほとんどないものが見つかった。
突然変異によるとみられる。
見た目がきれいで、贈答用に適するのではないかと、この一本を使って増殖に成功した。
幕別町農協の検査では、普通のナガイモと比べて糖度が一割ほど高く、
うまみ成分であるグルタミンの含有量も上回っていた。
また、普通のナガイモの皮にあるえぐみもなく、
この点でも皮のまま食べるのに適していることが分かった。
同農協は二○○五年度から名古屋、東京方面に試験的に出荷したところ売れ行きが好調だったため、
本年度は作付面積を従来の○・三ヘクタールから一・二ヘクタールに拡大、二十五トンを出荷する計画。
「皮をむく必要がないので、手がかゆくなることもありません」とPRしている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060427&j=0044&k=200604273246 (上)幕別町農協が開発したひげ根がほとんどないナガイモ「和稔じょ幕別1号」
(下)ひげ根がある普通のナガイモ
http://www.hokkaido-np.co.jp/Photo/20060427.200604273246.jpg