★よろしく「大将号」 乗馬セラピー授業に元競走馬
「大将号がやってきた」。乗馬セラピーの授業に取り組む倉吉農業高校(倉吉市大谷、
大坂芳郎校長)に十一日、大山乗馬センター(大山町赤松、北垣和宏社長)が、元競走
馬で国体でも活躍したアングロアラブ種「大将号」を提供した。生徒は同校の嵐が丘牧
場でさっそく乗馬し、馬との触れ合いを楽しんだ。
同校では、〇三年から乗馬セラピーの授業を開始し、北海道産和種(ドサンコ)二頭と
ポニー二頭を飼育。生徒は馬との触れ合いを通じた心の安らぎや人への癒やし効果につ
いて学んでいる。
大将号は、二十二歳の鹿毛の去勢馬で、福山競馬場出身の元競走馬。同乗馬センターに
移動後、九六年の広島国体や二〇〇〇年の富山国体では、成年女子二段階障害飛越競技
で入賞した県馬術界の功労馬。
この日は、生物生産科応用動物専攻生や乗馬セラピー同好会の生徒らが大将号を迎え、
「すごく大きい」とびっくり。最初は慣れない環境に落ち着かなかった大将号だが、生
徒がブラシをかけてやると気持ち良さそうな表情になった。
同同好会の松村(名前略)部長(15)=同科二年=が北垣社長の指導でさっそく乗馬にチャレン
ジ。松村さんは「大きな馬に乗るのは初めてで緊張したけど、景色も違って見えて気持
ち良かった」と満足そう。北垣社長は「慣れ親しんでしっかり管理してほしい」と話していた。
記事の引用元:
http://www.nnn.co.jp/news/060412/20060412006.html