2月14日はバレンタインデー、3月14日はホワイトデー。では4月14日は何の日?
答えは、恋人同士が果物のオレンジやオレンジ色のプレゼントを贈り合って愛を確かめるオレンジデーに、
男女が互いを尊重し合うパートナーデー。愛や思いやりの記念日として、広めていこうとする動きがある。
日本記念日協会(長野県佐久市)によると、オレンジデーを考えたのは愛媛県のかんきつ農家有志。
約10年前、同協会の加瀬清志代表(53)のもとに「ホワイトデーの1カ月後の4月14日に何かあっていい。
自分たちの農産物をアピールできれば」との相談が寄せられた。
バレンタインデーは女性から男性、ホワイトデーは男性から女性。
ならば、4月はお互いに愛を確認する恋人同士の日にしてはどうかー。
「オレンジの花言葉は“花嫁の喜び”なのでふさわしい」と加瀬さんがアドバイス。
協会のホームページにも掲載され、ここ2、3年は問い合わせも増えてきた。
阪神百貨店(大阪市)ではオレンジを使ったケーキがそろえられ、
かんきつ類出荷団体のサンキスト・グロワーズ(米国)は14日に東京都内でオレンジをレシピ集とともに配る。
一方、パートナーデー誕生は平成10年。佐賀市の男女共同参画計画をつくる懇話会が
「堅苦しい“男女共同参画”という言葉を親しめるように」と、
ホワイトデーの1カ月後をパートナーデーにすることを発案した。
男女が家庭や職場、地域で互いを認め、支えあう日との意味だ。
「物より心が大事」と毎年、女性団体と市職員がパートナーに感謝のメッセージを伝えるカードを街頭で配る。
今年はメッセージコンテストも始めた。
だが、佐賀市が市民を対象に16年秋に行った調査でも、知っている人は15%にとどまり、
全国的にはほとんど知られていないのが現状。
佐賀市男女共同参画室の馬場三恵子室長は「やっぱり“物”なのでしょうか。
商売の人が飛びつかない」とため息を漏らすが、記念日協会の加瀬さんは
「発想はいい。記念日を生かしていろんな取り組みをすれば、広がっていく」とみる。
愛を確かめたり、互いを思いやったり。「記念日は何かをやるきっかけの日なんです」と加瀬さん。
※後略
全文
http://www.sankei.co.jp/news/060410/sha076.htm ※依頼スレでご依頼いただきました。