瀬戸内や山陰地方など西日本各地で、桜が軒並み満開となり、ようやく春本番を迎えている。
今シーズンは例年より早く開花した地域が多かったが、寒の戻りで満開を迎えるまで時間がかかった。
9日まで晴天が続く見込みで、桜の名所は花見客でにぎわいそうだ。
広島市内の桜(ソメイヨシノ)の開花は、広島地方気象台が観測を始めた1953年以降で
6番目に早い3月22日。だが、その後、気温の低い日が続き、平年より1日遅れの6日、満開になった。
例年、開花から満開まで1週間ほどだが、今年は15日もかかった。
これだけ日数がかかったのは観測以来、2番目という。
松江市内でも開花は平年より6日早い3月28日だったが、9日後の6日、ようやく満開に。
ソメイヨシノやヤエザクラなど360本が植えられた松江城山(じょうざん)公園(松江市殿町)には
この日、花見客が多数詰めかけた。
城の堀など3.7キロを約50分かけて回る堀川遊覧船の管理事務所運航主任の川上澄さん(67)は
「週末は予約がたくさん入っているので期待したい」。
高松市でも3日早い3月27日に開花したが、満開は平年と同じ6日だった。
3月下旬から4月初めにかけて、冷え込みが厳しい日が続いたためという。
高知県西部の山あいにある津野町では、満開となった3月29日に雪が降り、
雪化粧の山々を背に桜の花が広がる光景が見られた。
地元のお年寄りは「雪と桜を同時に見たのは四十数年ぶり」と驚いていた。
梅と桜が同時に開花した名所もある。
徳島県吉野川市の重楽寺の梅園では、梅約100本と桜約50本が一緒に咲いた。
冬場の冷え込みのため、梅の開花が例年より2週間ほど遅れたのが理由で、
約1週間にわたって「ダブル花見」が楽しめた。
5日の雨で梅はほとんど散ったが、桜はまだ満開。
下平宏玄住職(42)は「こんなことは初めて。もう二度と見られないかもしれません」。
約1200本の桜が植えられている滋賀県彦根市の彦根城。
つぼみがほころび始めており、好天が続けば一気に開花が進みそうだ。
城内の梅林に植えられた紅白の梅約450本は、例年より2週間ほど開花が遅れ、現在はほぼ満開の状態。
天守閣に上がれば桜と梅を同時に眺められ、
「今週末は多くの観光客に来てもらえるのでは」と市観光課はみている。
http://www.asahi.com/life/update/0406/009.html 松江城周辺の桜も満開になり、訪れる人たちが見入っていた
http://www.asahi.com/life/update/0406/image/OSK200604060069.jpg 関連スレ
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http://news18.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1143104795/ ◆桜情報はこちらのスレでもどうぞ
☆桜前線まっさかり:開花情報・お花見ニュース2006☆[2006/03/20]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1142835362/