http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000003-inet-sci 先週は「 インターネットの習慣 」と題して、インターネットの利用に関する習慣を調査
したところ、起床してすぐにパソコンを立ち上げるユーザーが多いことなどがわかった。
今回は「携帯電話メール」をテーマとした。
日常の連絡手段として広く利用されている携帯電話のメール。「 メールの習慣に関
する調査 」において、プライベートではもっとも利用されている連絡手段との結果が
出ている。携帯電話メールは、もはや日常生活に欠かせないものといえるだろう。
インターネットコム株式会社 と 株式会社クロス・マーケティング は、携帯電話メール
の習慣に関する調査を行い、入力関連の話題を中心に携帯電話メールの利用状況
を探ってみた。
調査対象は、18歳〜60代の、男女300人。男女比は男性50.0%、女性50.0%、
年齢別は、18〜19歳が16.6%、20代16.6%、30代16.6%、40代16.6%、 50代16.6%、
60代16.6%。
「orz(がっくり)」などのアスキーアート、携帯電話でいうところの「顔文字」は、
メールにおける感情表現の幅を広げてくれる手段。文字だけでは伝わらない感情を
大いに伝えてくれるものだ。
携帯電話メールにおいての顔文字の使用状況を調査したところ、「毎回ではないが、
たまに使用する」との回答がもっとも多く、36.7%(110人)であった。「1回のメールで
1つぐらい使用」は27.3%(82人)で、「1回のメールで3つ以上使用」するユーザーも
13.7%(41人)にも上っている。
合計すると、77.7%(233人)が自分のメールに顔文字を使用している。なお、「自分
では使用しないが容認」は21.0%(63人)であり、「顔文字を見るのも嫌」という否定派
は、わずか1.3%(4人)。携帯電話メールにおいて、顔文字は市民権を得ているとい
えるだろう。
メーカーも顔文字に注目しており、携帯電話の新機種開発において、顔文字の登録
数強化や、顔文字選択をスムーズに行える工夫などを盛り込むことが多い。
このような状況で、最近の新機種は顔文字の登録数が多くなっている。しかしながら、
登録されているものでは満足できないのか、自分で顔文字を登録するユーザーも
少なくはないようだ。
「自分で顔文字を登録することがありますか?」との質問には、「登録されている
顔文字しか使用しない」と答えたユーザーがもっとも多く63.5%(148人)であった。
しかしながら、「自分で登録した顔文字と登録されている顔文字の両方を使用する」
との回答は31.8%(74人)で、「自分で登録した顔文字しか使わない」という強者
4.7%(11人)を加えると、36.5%(85人)が自分で登録した顔文字を使用していること
になる。
最後に入力操作に関しても質問を行ってみた。
スピーディなメールの作成の鍵となる日本語入力システムは、各携帯電話メーカー
が常に力を入れて開発している部分だ。現在では標準的な機能である予測入力を
はじめとして、数々の入力補助機能が提供されているが、実際にユーザーが便利
だと感じているのは、どんな機能だろう。
「携帯電話の日本語入力に関するオプション機能のうち、便利だと思うもの」をたず
ねたところ、「予測入力」との回答がもっとも多く58.3(175人)となった。それに次ぐ
のは「履歴入力」50.7%(152人)。絵文字や記号の入力履歴を表示し、入力したい
ものを選択できる機能だ。3位はランキング入力の40.7%(122人)。