【10万本のスイセン】広がる花の輪 高齢化進む瀬戸内の島々で

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1OH!! グレートセントーラルー!!φ ★
過疎や高齢化が進む瀬戸内海の島々で、お年寄りたちが花を植え育てる動きが広がっている。
小さな島を訪れる観光客は限られているけれど、人が減る一方の島に暮らすお年寄りたちは、
「きれいと言われるのがうれしい」と、せっせと世話を焼いている。

3月初め。高松港沖に浮かぶ男木(おぎ)島(高松市)では、10万本のスイセンが花を咲かせていた。

(中略)

島の人たちが、自生していたスイセンを植え始めたのは04年。「今動き出さないと、何もできなくなると
思った」と、まとめ役の中條さん(48)は言う。島の人口は241人、うち6割が65歳以上の高齢者だ。
段々畑は荒れ放題で、唯一の中学校も4月から休校した。

重い球根を運んでもらうため、中條さんは高松市内の高校などにボランティアを依頼、約50人の高校生と
島のお年寄りらが協力して山の斜面に球根を植え、4000平方メートルの草を刈り水をまいた。
旅行会社のツアーにも組み込まれ、今季は前年の3倍を超える約400人が島を訪れた。

男木島の隣にある女木(めぎ)島(高松市)も、島内外から植樹希望者を募って約1300本の桜の苗木を
植えた。島の高齢者数人が世話を続ける。

(中略)

大小700以上ある瀬戸内海の島で花を植え育てる動きが始まったのは89年、造船所が撤退した因島
(広島県尾道市)で、旧因島市が「島に活気を」と数十カ所に花壇を作ったのが最初とみられる。
花壇は今、111に増えた。90年ごろには六(む)島(岡山県笠岡市)の小学校長が、雑木に埋もれて
見えなくなった島のスイセンを子らと学校周辺に植え始めた。

山や畑が荒れる中、花の風景をつくることは島人の生きがいになる。あまりお金もかからず、
島外のボランティアと協力すれば、交流にもつながる。島から島へと動きは徐々に広がった。

志々(しし)島(香川県三豊市)は人口37人で高齢者が9割。花の産地だったころの島の風景を
取り戻したいと2月、大阪や横浜の花畑オーナー21人を募ってマーガレットの苗約1300本を植えた。
映画「男はつらいよ」で島のロケをした山田洋次監督も名誉オーナーだ。

オーナーには島へ来て世話をして、とお願いしている。「茶がゆでもてなして、いろんな話を聞きたい」と、
若宮さん(76)は話す。


(氏名等一部省略、詳細は元記事で)

元記事:http://www.asahi.com/life/update/0403/015.html
asahi.com (http://www.asahi.com/) 2006年04月03日19時57分
■画像あり
2やまとななしこ:2006/04/04(火) 16:49:24 ID:LovcTSDI
過疎地からどんどん若者が居なくなり、残ったのは老人のみ・・・
せつないかい?
3REI KAI TSUSHIN
×広がる花の輪 高齢化進む瀬戸内の島々で

◎広がる『花輪』 高齢化進む瀬戸内の島々で