◇「こども110番」に参加 府内タクシー2万台にステッカー
連れ去りなど子どもたちが危険な目に遭った際にタクシーに助けを
求められるよう、大阪地域タクシー協議会(三木源一郎会長)は
四月から、青少年育成大阪府民会議(会長・太田房江知事)の
「こども110番」に参加することを決めた。府内のタクシー約二万台が
参加すると見られ、都道府県単位でまとまった形で取り組むのは全国で初めて。
街を走り回るタクシーの特性を生かし、子どもが犯罪に巻き込まれそうになった際に
タクシーに駆け込んだり、助けを求めたりできるようにする。参加するタクシー会社、
個人タクシーの車両には子どもたちの目線に合わせて左後部のガラスにステッカーを張り、
助けを求めてきた子どもは交番や自宅に送り届ける。
「こども110番」と同様の活動は全国で展開され、タクシー会社が参加することも多い。
大阪府内でもすでに何社かは活動を開始しているが、今回のように府内ほぼすべての
タクシーが参加するのは珍しいという。
同協議会によると、府内には法人一万八千台、個人四千五百台ほどのタクシーがあり、
このうち八割を超えるタクシーがステッカーを張る見込み。同協議会の足立堅治常務理事は
「タクシーは地域密着型。子どもの事故を未然に防ぐことができればうれしい」と話している。
ソース(大阪日日新聞)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200603/news0330.html#03301 ▽参加するタクシーに張り付けられるステッカー
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200603/images/0330202.jpg