【兵庫】沖へ延びる春の光跡　イカナゴシンコ漁が最盛期（写真）[060305]

◇沖へ延びる春の光跡　イカナゴシンコ漁が最盛期

早朝、おだやかな海面に光の帯がゆるゆると延びていく。
一日に始まったシンコ漁に出る漁船の灯だ。

三隻ずつ一緒に滑るように港を出ていく。聞こえるのは、
エンジン音と波の音だけ。緊張感が張り詰める。
漁師たちの気持ちが伝わってくるようだ。

出漁三十分前、漁師たちは岸壁で火をたき体を温める。
低い声でぼそぼそと、作戦をたてる。網を下ろす場所が
勝負を決めるのだ。静かな中に闘志がぶつかり合う。

沖が白み始めるころ、漁場には各地から船が集まる。
数え切れないほどの明かりがきらきらと輝き出す。
一日わずか四時間あまりの「決戦」が、今日も始まる。

ソース（神戸新聞）http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00049038sg200604051000.shtml

▽港を出るシンコ漁の漁船が残す光跡
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/Images/00049038sg200604051001.jpg

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