【バレンタイン】雪面にきらめく巨大ハート 神奈川・清川村(写真)[060213]

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3やまとななしこ
今日は、寒い。凍え死にそう。今、自分は、森の中にいるからだ。
私はキャンプが大好きだ。だから、毎年恒例になっているキャンプに来た。
毎年寒いが、今年は特別だった。
 こんなことばかり言っていてもしょうがないので、散歩に行くことにした。
氷の池を渡ったり、冷たい土の上を走り回ったりした。
 しばらく行くと、大きな穴があった。暗くてよく見えなかったので、
近くに行ってみた。すると、目が六つもあった。その正体は、クマだった。
逃げようと思ったが、クマは威嚇も攻撃もしようと思っていないようなので、
様子を見ることにした。クマは何もしないので、その穴に泊めてもらうことにした。
よく考えると、散歩のとき、迷子になっていた。
 次の日、朝起きると、クマが東の方を指さしていた。
(こっちに行ったらいいのかなぁ)
 と思い、クマにお礼を言って、その方向に走った。やっぱり寒かった。
今日も凍え死にそう。
 何分くらい、何時間くらい走っただろう。お腹が減っていることに気付いた。
私は、丸一日何も食べていなかった。それから何分も走った。
やっと、明かりが見えた。屋台らしきものが見えた。
近づくと、「ラーメン」と書いてあった。
 屋台にすわると、すぐラーメンをたのんだ。持っていた五百円で
食べた。食べまくった。おいしかった。すんごくおいしかった。
とても嬉しかった。ラーメンがこんなにおいしいとは思わなかった。
 この日から、私の夢は、
「ラーメン屋になることだ!」