凍結した滝の太さで、その年の稲の作柄を占う花巻市石鳥谷町の「たろし滝」の測定が11日、地元
の保存会により行われた。
大雪と厳冬で今年の氷の胴回りは5・52メートル。
6・3メートルを記録した98年以来の太さで豊作が見込めるという。
たろし滝は石鳥谷中心部から西に約10キロの葛丸川に注ぐ沢にある。
落差13メートル。古語の垂氷(たるひ)がなまり「たろし」となったという。
本格的に計測を始めたのは75年。
過去最高の8・0メートルだった78年の岩手県の作況指数は112で、大冷害で作況指数30だった
93年はほとんど凍らず計測不能と、占いはまんざらあてにならないでもない。
ただし98年の作況指数は96だった。
保存会の板垣寛会長は
「でっかいなあこの氷柱に希望(ゆめ)が湧(わ)き」
と恒例の川柳を披露した。
ソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20060212ddlk03040316000c.html