【どうぶつ】ワシントンの動物園でオマキヤマアラシの赤ちゃん誕生[060209]

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3やまとななしこ
私は、新聞配達員になろうと、新聞屋に行った。
そこは、『毎朝新聞』だった
 中へ入り、挨拶をした。
「こんにちは。今日、体験させてもらうことになっている者です」
 そう言うと、社長が、
「ああ。よく来てくれた。では今日は、こことこことこことここと
こことここと・・・・」
 と二十八件、地図を開けながら言った。
「えー、社長、これ全部、私一人で回るのですか?」
 私は、目が飛び出たように思えた。
「大丈夫。私も行くから・・・・二件だけど・・・・ね」
 私は、社長の声が少し小さくなったのも、聞きのがさなかった。
 さっそく、一件目に向かい始めた。私はバイクの免許を持っていないから、
自転車で配達することになった。
 一件目の配達も終わり、二件目、二件目も終わり、社長が帰っていった・・・・。
私は、心細くなった。三件目に行くのがこわかった・・・・。
 でも、三件目は、心が晴れた。ポストに新聞を入れないですんだからだ。
そこの主人のおじさんが、毎日新聞を手で受け取ってくれる。
私は不思議に思い、聞いてみた。
「どうしておじさんは、いつもここで待っているのですか?」
 と聞くと、おじさんは、
「新聞が手紙だと、おじさんは思ってるんだよ。
新聞屋さん、今日もごくろうごくろう。では・・・・」
 と、おじさんは、家の中へ消えていった。私は、
(そういう人もいるんだなーぁ)
 と思った。そして、明日からもがんばろうと思った。
おじさんのためにも・・・・。