わたしたちの育てたダイコンから車いす贈ったよ 新座・大和田小
売上金で2台社協に
新座市立大和田小学校(高桑慶次校長、児童数825人)は2日、全校児童が育てた
ダイコンを販売して購入した車いす2台を、同市社会福祉協議会に寄贈した。
同校は本年度、隣接する約660平方メートルの畑で、春にエダマメとジャガイモ、
秋にダイコンを栽培した。ダイコンは約2300本を収穫、児童が自宅に1本ずつ持ち
帰ったほか、給食で使った。残りのダイコンは、児童会が児童に呼び掛け、11月下旬の
放課後、南門で市民に販売した。その売上金約6万円で車いすを購入した。
同校内で行われた贈呈式には、児童を代表して児童会長の金澤さん(12)と
川島さん(11)、鈴木君(11)の3人が参加。同社協の中村昭作会長に車いすを
手渡した。
金澤さんは「児童みんなの協力で今年も車いすを寄付できるのはすごいこと」と
にっこり。六年生の川島さんは「売り場にダイコンがなくなると、その場で畑に抜きに
行き、四年生と二人で運びました」と、思い出に声を弾ませ、鈴木君は「育てるのは
大変だったけど、買ってもらった時はうれしかった」と、笑顔で振り返っていた。
車いすを受け取った中村会長は「車いすが増えるのは大変ありがたい。けがをして
一時的に車いすを必要としている人に貸したり、体験学習に使うなど、役立てて
いきたい」と、話していた。
ソース(埼玉新聞)
http://www.saitama-np.co.jp/news02/04/16l.htm