◇幸せな出会い奇なり−県の100選決まる
05年8月から県が募集していた「幸せなふたりのであい100選」が決まった。
応募総数は2049点で、最優秀賞1点、優秀賞4点、特別賞2点のほか、入選93点。
100選のパネル展示が3月14〜19日、橿原市のダイヤモンドシティ・アルル1階である。
県こども家庭課のホームページでも入賞作が閲覧できる。
最優秀賞の「運命の赤い糸大賞」を受賞したのは京都市の山内さん。友人のエピソードを応募した。
小学校の企画で「一緒に花を見に行こう」と書いた手紙入りの風船を飛ばした友人。
17歳になった95年の夏、転校生のアヤと出会い、ひかれあう。ある日、アヤが持っていた
古ぼけた手紙を見て友人は驚いた。幼い日に風船に入れて飛ばしたあの手紙だった。
それから2人は手紙の通り、コスモス畑でデートをし、友人がひまわり畑でプロポーズをした。
結婚して、子どもが生まれた今も、運命の手紙を大切にしているという。
優秀賞「幸せなであい賞」のドラマティック部門に選ばれた福井県の音さんは大学生。
同県の産婦人科で生まれた時、初産でおっかなびっくりの母は、隣のベッドの
赤ちゃんの親におむつの替え方などを教えてもらった。
03年。音さんは成人式で出会った男性と恋に落ちた。互いに誕生日が近いことを知った音さんが調べると、
彼は同じ産婦人科でベッドが隣同士だったあの赤ちゃんだったことが判明。20年ぶりの偶然の再会に
運命を感じた音さんは、彼と04年に学生結婚で結ばれた。
昨年5月、2人が出会った産婦人科で長女が誕生したという。
県内の応募123点に対し、県外からは1917点。04年に募集した「プロポーズの言葉100選」の
単行本化やテレビドラマ化で全国から関心を集めたことがわかる。今回も、入選作をまとめた本が4月、
全日出版(東京都港区)から出版される。
ソース(朝日新聞)
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000601310002 ▽奈良県こども家庭課
http://www.pref.nara.jp/kodomo/ http://www.pref.nara.jp/kodomo/deai/