子供に発信機を持たせ、保護者はパソコンや携帯電話を使って画面上の地図で位置確認。
万一、通学路から大きく外れていたりすれば、セコムに通報。
警備スタッフが駆けつける。
昨年は女の子が連れ去られそうな事件があり、ココセコムを活用して犯人逮捕に至ったケースもある
という。
ほかの企業もこのサービスに着目。
ランドセルメーカーの協和はセットにした防犯ランドセル「オリビエナビランド」を発売し、サービスの初
期費用を負担している。
前シーズンより問い合わせが多いといい、今シーズンは売り上げの倍増を見込んでいる。
小学生用制服メーカーの小郷産業もココセコムの発信機専用のポケットを付けた制服「プレセーブ」を
販売している。
NTTドコモは位置情報を発信する子供用の「キッズケータイ」を3月までに発売する。
GPS機能と防犯ブザー機能がついており、ブザーを鳴らすと、最大3カ所の登録先に電話をかけ、
「緊急通話です」と機械音声で知らせる。
現在地の情報を保護者にメールで送信するサービスも追加できる。
また、犯人が電源を切っても一定の間隔で位置情報をメールで送信したり、専用工具でないと電池を外
せないようにするなど、さまざまな工夫を凝らしている。
同社では「今後、有識者らの意見も取り入れ、より便利で効果的なサービスを考えていく」としている。
ITベンチャーのネットジーンは、GPS機能を持つKDDIの携帯電話auを活用した学校ぐるみの防犯シ
ステム「通学ケータイ」を販売。
子供の現在位置を確認するだけでなく、学校内に、短距離の無線受発信システム、ブルートゥースを組
み込むことで、いつ登校し、下校したかをチェックし、保護者にメールで送信することもできる。
昨年10月から発売し、すでに奈良市の私立小学校で導入運用されている。
同社では
「必要に応じてさまざまなサービスを組み合わせることができる。
私立学校や塾で導入の検討が進んでいるが、公立学校にも広げたい」
としている。
ソース
http://www.sankei.co.jp/news/060122/kei034.htm 画像
子供用防犯ブザーは小学校でも配布されているが、必ず持ち歩くようにと、キャラクターデザインのもの
に買い替える人も多いという
http://www.sankei.co.jp/news/060122/kei034-1.jpg