プロの写真家が子供たちに写真のいろはを教える「写真学習プログラム」が十八日、
横浜市磯子区の市立洋光台第二小学校(伊藤明校長)で開かれた。六年生児童約九十人が参加した。
同プログラムは、日本写真家協会の事業の一環で、講師は同協会員小川忠宏さん(66)。
写真への関心を高め、対象の色や形などを見る感性を育てることで「授業にはないものを学ぶ」ことが狙いという。
二十七枚撮りのレンズ付きフィルムカメラを配られた児童たちは、校庭で長縄をしている低学年児童や、
周辺の鉄塔、育てている畑の大根など、思い思いの風景や人物を撮影。
「左足を半歩出して構えるとぶれない」「座ってみると見方が変わって面白い」などの小川さんの指導を受けながら、
興味がわく対象を探していた。
約一カ月後には児童たちが撮影した写真を小川さんが現像し、授業で講評するという。
伊藤校長は「子供の新たな可能性につながる。普段見られない子供の輝きが出る個性発見の機会になる」。
授業を受けた黒田杏子さん(12)は「影を撮影するのが面白かった。
デジタルカメラと違って画面が確認できないからドキドキした」と話していた。
http://www.kanalog.jp/news/local/entry_17704.html プロカメラマン小川さんの指導のもと撮影に挑戦する児童
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