小麦アレルギーの子どもたちにも利用される雑穀の「ホワイトソルガム」。
以前は特定の店でしか買えなかったが、昨年秋から大手スーパーが取り扱い始め、普及に広がりが出てきた。
ソルガムはイネ科の植物でコーリャンの一種。トウモロコシ、大豆、小麦に次ぎ、第4の穀物といわれる。
米国で食用に品種改良され、日本にも輸入されている。食物繊維は小麦の2倍近くあり、鉄分やカルシウム、
マグネシウムに富むヘルシーな雑穀だ。
小麦に含まれるグルテン(たんぱく質)がないため、小麦アレルギーの子どもでも食べられる。
食品加工の中野産業(愛媛県西条市)がケーキなどの材料になる粉の他、米と同じように炊いて食べられる
ソルガム米、マカロニなどを開発した。
昨年10月から大手スーパーのイオン(千葉市)が全国約80店で粉タイプを売り始めた。
「食物アレルギーの子を持つ親の会」(武内澄子代表・東京都)は「多くのスーパーや生協で扱ってもらえたら」と話す。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20060117ddm013100112000c.html