子どもたちに通学路での防犯意識を高めてもらおうと、亀岡防犯推進委員連絡協議会の女性会員たちでつくる
「亀岡平安レディース」(神ひろみ隊長)が、京都府亀岡市内の小学校に出向いて、不審者への対処法を教え
る寸劇を披露している。メンバーたちは「事件を未然に防ぐには、子どもたちの心構えが何より重要」と話し、
今後も公演を続けていく。
亀岡平安レディースは1997年に結成、高齢者を対象に振り込め詐欺や悪徳商法への注意を呼びかける寸劇
を演じてきた。子どもが巻き込まれる事件の多発をうけ、昨年6月からは、下校時の通学路で不審者に遭遇し
た場合の対処法を子どもたちに伝えようと、南つつじケ丘小(南つつじケ丘)や安詳小(篠町)など5つの小
学校で寸劇を披露している。
12月下旬に川東小(馬路町)で行った寸劇では、6人のメンバーが小学生や「こども110番のいえ」の住
人役となり、不審な男性に車に連れ込まれそうになる児童が大声で助けを呼び、「110番のいえ」に駆け込
む様子を演じた。劇の合間には、児童から感想を聞きながら、「大声を出すのが大切」「不審者の顔を覚えて
おくこと」とアドバイスした。
隊長の神さん(60)は「寸劇をみる子どもの目は真剣そのもの。防犯の呼びかけが、心に届いてくれているはず」
と話している。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006011200061&genre=K1&area=K40 メンバーたちが小学生役になり、通学路で不審者に遭遇した場合の対処法について子どもたちに教える寸劇
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