七尾市中島町、レストラン桜のオーナーシェフで氷彫刻家の北永真治さん(43)が二月八日から十四日までの一週間、
東京都中央区の百貨店、高島屋日本橋店でチョコレートで毎日一体ずつの彫刻作品を制作することになった。
北永さんは「チョコレートでやるのは初めてだが、氷とはまた違った面白さがある」と張り切っている。
北永さんは二十年以上前から氷彫刻に取り組んでいる。バレンタインデーに合わせた高島屋のショコラフェア
(二月一〜十四日)の目玉として、今回のチョコレート彫刻の企画が持ち上がった。北永さんは快諾し、
年明けから同市能登島向田町自宅で、チョコレートの甘い香りに包まれながら試作に励んでいる。
氷より柔らかい特質を生かし、ニクロム線を束ねた電熱線でカットし、木皮をすく木すきへらで細部を仕上げる。
一足早く、三十センチ四方のスイートチョコレートを使い、フェアの期間中に展示しておく子グマを、二日間かけて作り上げた。
期間中は、十五センチ四方のチョコレートで女性や子どもたちに人気の作品をぶっつけ本番で作っていく計画だ。
北永さんは「チョコレートの香りを楽しみながら、作品になっていく過程を見ていただければ」と目を輝かせている。
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