名川町剣吉に水田魚道「ドジョウの階段」設置(2005/12/29)
青森県が進める「春の小川づくり推進事業」の一環として、名川町剣吉地区にドジョウが水路
と田んぼを自由に往来できるような水田魚道(階段)がこのほど設置された。
設置されたのは、任意団体の長坂下共同施行(出町勝代表)が管理する田んぼと用水路。同組
織は「ほたるの里」づくりと銘打ち、きれいな沢水を引き込んでホタルの生息できる水路や池などの
環境整備を進めており、これらの活動が評価され、水田魚道の整備地に選ばれた。
水田魚道は、高低差のある田んぼへドジョウが上っていきやすいよう、水路の所々に休憩できる刻み
があり、それぞれが“小部屋”になっているのが特徴。既に全国で有効性が実証済みという。
設置作業には、長坂下共同施行のメンバーや三戸地方農林水産事務所の職員など約二十五人が
参加し、県産スギの間伐材を利用した階段をつなぎ合わせ、固定するための杭(くい)を打ち込んだ。
設置したのは約十四メートルと約十二メートルの二本。出町代表は「人間と生物が共存、共生できる
社会の実現が目標。子供たちの環境教育の場となるような『癒やしの空間』になればうれしい」と話している。
【写真説明】
水路と田んぼを結ぶように設置された「ドジョウの階段」
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2005/12/29/img05122909.jpg ソースはこちらです
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2005/12/29/new05122909.htm