“癒やし系”が人気独走
ゲームソフト売り場では、年末商戦向けの様々なソフトが並ぶ(東京・秋葉原のラオックス・
アソビットシティで) クリスマスプレゼントにゲームソフトをもらった子供たちも多いはず。
各社が力を注いだこの冬の商戦で、子供たちやゲーム好きの若者たちの心をつかんだ
ゲームソフトは?(池松洋)
通信機能活用
ゲーム情報誌出版会社のエンターブレインによると、今年11月21日〜12月18日の約
1か月間の販売本数は、任天堂の「おいでよ どうぶつの森」(ニンテンドーDS用)が1位
に輝いた。
このゲームは、タヌキやキツネ、ウサギなどの動物たちが暮らす村に主人公が家を持ち、きま
まに仮想生活を楽しむというもの。得点を競ったり、ゴールインを目指したりするのではなく、
動物たちとの会話や、通信機能を活用して他の村の住民との交流などを楽しむ“癒やし系”
ゲームだ。
ほのぼのとした雰囲気が子供たちの心をつかみ、11月23日の発売から1か月足らずで約
79万本が売れ、ダントツで年末商戦を独走している。
人気キャラ上位に
ゲームの人気キャラクターを使ったソフトも上位に顔をそろえた。
2位の任天堂の「マリオカートDS」(DS用)は、人気キャラクター「マリオ」がカートを
操るレースゲームだ。子供たちに人気のポケットモンスターが登場するポケモンの「ポケモン
不思議のダンジョン」シリーズでは、ゲームボーイアドバンス向けの「赤の救助隊」が7位に、
DS向けの「青の救助隊」が9位に入った。
8位のバンダイ「たまごっちのプチプチおみせっち」(DS用)も、「たまごっち」の人気キ
ャラクターが登場するゲーム。キャラクターの人気がソフトの販売を大きく左右していること
がうかがえる。
このほか、3位のナムコ「テイルズ オブ ジ アビス」(プレイステーション2用)、4位
のカプコン「バイオハザード4」(同)、5位のカプコン「ロックマン エグゼ6」(ゲーム
ボーイアドバンス用)など、人気シリーズの続編も、安定した強さを見せている。
携帯型 据え置き型を逆転
ゲーム機のタイプで見ると、今年は携帯型ゲーム機向けソフトの人気が高まっているのが目を
引く。昨年12月は、家庭用ゲームソフトの月間販売本数の上位10本中、6本が据え置き型
向けソフトだった。これに対し、今年の歳末は上位10本中7本を携帯ゲーム機向けソフトが
占め、人気が逆転した。
(後略)
(2005年12月27日 読売新聞)
ソースはこちらです
http://www.yomiuri.co.jp/net/feature/20051227nt07.htm