【石川】海の環境考える糸口に　色とりどりの『海藻おしば』展示　「海の森ギャラリー」好評

海藻の押し葉標本を改良して色や形を楽しむ「海藻おしば」作品を展示する「海の森ギャラリー」
（金沢市東山三丁目）が好評だ。能登半島を中心に日本各地で採った海藻を使った色とりどりの
作品を前に、来場者は「こんなにきれいだなんて」と驚いている。

ギャラリーは海産物製造加工の「しら井」（本社七尾市）が今年10月にオープンした金沢店の
2階に併設。昆布が海中で漂う様子を再現した大作「なびく」など、緑藻、紅藻、褐藻などで作った
約百点が並ぶ。すべて海藻おしばの第一人者、静岡県伊豆市の野田三千代さん（５８）が作った。

野田さんは元グラフィックデザイナー。27年前、筑波大下田臨海実験センター（静岡県下田市）で
標本と出合い、多彩な色に驚き、関心を持った。非常勤の研究補助員として勤める傍ら、作品を
美しく仕上げる方法を研究した。

同時に海藻が生きる環境についても学び、海藻の美しさと作る楽しさ、環境の大切さを広く
知ってもらおうと、各地で展示会や講習会を各地で開いて普及に努める。

3年前、野田さんを採り上げた女性誌の記事を、しら井の白井修社長（５７）が見つけた。
出店予定の金沢店で展示しようと早速、協力を打診。海藻を食品としてだけでなく文化や
環境の面からも発信する思いが通い合い、開設にこぎ着けた。

白井社長は「将来は、子どもたちを集めて海藻おしば教室を店内で開きたい」、野田さんも
「私と同様に美しさを糸口に、海中の環境の大切さを知ってもらえたら」と話している。

（以下略、問い合わせ先等は元記事で）


元記事：http://www.chunichi.co.jp/00/ikw/20051229/lcl_____ikw_____003.shtml
中日新聞　（http://www.chunichi.co.jp/）　2005年12月29日
■画像あり

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>>2 乙

宇トドも展示で

「アウッ！アウッ！」

http://www.toshiba-emi.co.jp/hikki/passion/image/p18.jpg