「朝ごはんしっかり食べて一日元気」−−。北海道帯広市で食育に取り組んでいる
十勝郷土料理研究会会長の村田さん(69)が「子どものための食育かるた」を製作した。
「朝食抜き」「孤食」が当たり前という風潮が広がりつつある中で、村田さんは子どもたちに
食や食文化の大切さを遊びながら学んでほしいと願っている。
村田さんは元高校家庭科教諭で、元社会科教諭の夫(71)と一緒に、96年から
こどもクッキング教室を開いている。月に1、2回、子供たちと一緒に調理の実習をしながら、
食の大切さを教える一方、夫が食糧問題などについて話をする。
今回の食育カルタはその活動の集大成の一つ。子育て中の3人の娘や親交のある札幌市中央区の
米穀店「中川米穀」の中川社長(64)と相談しながら、全部で45枚の読み札の内容を決めた。
読み札は「健康は毎日の食事の積み重ね」「体によいのは旬の食べ物」といった食事の大切さを
示したものから、「みみずは畑のトラクター」「ごはんは左右汁わん」など、環境問題や食事のマナーに
関係したものなど幅広い。
村田さんは「2年前、孫がカルタで遊ぶ姿をヒントに製作を考えました。『犬も歩けば棒に当たる』など、
カルタの文句は一度覚えたら忘れません。小さいときから、食育カルタで遊んで食の大切さを知ってほしい」
と話している。
(以下略 氏名一部省略、購入方法等詳細は元記事で)
元記事:
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051225k0000m040106000c.html 毎日新聞 (
http://www.mainichi-msn.co.jp/) 2005年12月25日 10時15分
■画像あり