赤色ならぬ青色の回転灯を付けた自主防犯パトロール車が県内で増えている。
県警によると、6月に大蔵村防犯協会が導入、山形市、南陽市が続いた。
三川町と酒田地区の防犯ボランティア組織も「青色パトカー」による地域巡回を19日から始め、これで5団体となった。
いずれも子どもたちを地域で守ろうという取り組みだ。
三川町は、パトカーとほぼ同じ白黒を基調に、ブーメランのような形をした
青色回転灯を常設した車を約240万円で新調した。
県警で講習を受け、パトロール実施者証を受けた職員8人が交代でほぼ毎日、
大型商業施設の駐車場や子どもたちの通学路を中心に巡回する。
同町は大型ショッピングセンターの開店後、万引きなどの犯罪が急増。
今年の県内市町村別の犯罪発生率(人口10万人に対する犯罪件数の割合)も
1216(10月末現在)で38市町村で最下位となっている。
こうした状況を受け、町は昨年6月、独自に地域安全条例を制定するなど防犯対策を強化。
11月には新たな大型商業施設がオープンしたことも受け、今月の条例改正で毎月1日を
「安全・安心みかわの日」と制定、様々な啓発活動に取り組んでいる。
酒田地区少年補導員連絡会は防犯ボランティア組織「酒田タウンポリス」を結成、
ボランティア団体として県内初の認定を受けた。
会員のマイカー6台に青色回転灯をつけて、登下校時に通学路などを巡回する。
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000512210005 阿部誠町長も助手席に乗り込み、防犯パトロールに出発する青色パトカー(画像URL)
http://mytown.asahi.com/yamagata/k_img_render.php?k_id=06000000512210005&o_id=95&type=kiji