県は県立美術館をPRするテレビCMを新たに制作する。
ロダンの代表作「考える人」などが動きだし、県民と一緒に踊るユニークな作品で、
冬休みの誘客も狙って年末年始に放映する。
同美術館は来年3月で開館20周年。ロダンの作品を公開する「ロダン館」は呼び物の1つ。
15秒のCMの中で、同館所蔵のロダン作品のポーズを取り入れた「ロダン体操」を
幼稚園児から高齢者まで約200人がコンピューター・グラフィックスの「考える人」と一緒に踊る。
ロダン体操は浜松市出身の現代美術家、高橋唐子さんが平成15年に開かれた「わかふじ国体」を記念して創作した。
しずおか賛歌「富士よ夢よ友よ」に合わせて、「考える人」や「永遠の休息の精」などロダンの9作品のポーズを
取りながらミュージカル風に踊る。
撮影は5日に同美術館内で行う予定。
学芸員の堀切正人さんは「CMを見てロダンに興味を持ち、美術館にも親しみを感じてもらえれば」と期待する。
CMは18―24日、1月1―3日に放映される。12月中旬からはロダン館1階でも、ビデオを流す。
http://www.shizushin.com/local_social/20051201000000000086.htm