農作業体験を通して子どもたちがたくましく育ってほしいと活動している中津川市坂下の
椛(はな)の湖(こ)農業小学校で27日、収穫祭と卒業式があった。
父母ら約200人が出席し、自分たちで収穫した米でつくった五平餅などを味わい、ヒノキの卒業証書を手にした。
同農業小学校は都会の子どもたちが土に親しみ、農作業や収穫する喜びを知ってほしいと94年に開校。
今年は名古屋市などから約50人の子どもたちが入学した。
3月から毎月1回、親子で田植えや草取りなどの農作業を続けてきた。
同小学校の農地は約20アール。最後の収穫はダイコン、ゴボウ、白菜など。
子どもたちは大きく成長したゴボウを掘り起こし、歓声を上げていた。
安保洋勝校長は「今年は新しい農地で土づくりから始めた。苦労して土を耕し種をまいた授業の成果が、
農作物やたくましくなった子どもたちの笑顔だ」と話していた。
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