マグロなどの魚に多く含まれるオメガ-3と呼ばれる脂肪酸に、ドライアイの予防効果のあることが、
米国の研究で明らかになった。ドライアイ症候群は痛みを伴い目の衰弱をきたす疾患で、涙の
分泌量や質の低下により、目が乾く状態をいう。
症状は乾燥感や痛みのほか、目の疲れ、刺激感、異物感、まぶしさなどさまざまで、放置すると
角膜に潰瘍ができたり、感染症を引き起こし、失明に至るケースもある。
米国での患者数は800万人を超え、ほとんどは女性。原因としては、過度のパソコン作業や乾燥
した空気、加齢、コンタクトレンズの使用、ある種の薬剤の服用が挙げられ、糖尿病などの病気に
伴う場合もある。
「女性の健康調査」と呼ばれる研究に登録されている3万7,000例以上のデータを分析した結果、
オメガ-3の摂取量が最も高い群では、最も低い群に比べてドライアイのリスクが20%低かった。
また、マグロを週に5回以上摂取している女性は、1回摂取している女性に比べドライアイのリスク
が68%低かった。しかし、オメガ-3の含有率の低い魚の摂取では、ドライアイの予防効果は認め
られなかった。
脂肪酸は、主に動物の脂肪である飽和脂肪酸と植物や魚の脂肪である不飽和脂肪酸に分類され、
不飽和脂肪酸はさらにオメガ-3、6、9に分類される。EPAやDHAはオメガ-3で、青魚、カツオ、マグロ
などのほか、緑黄色野菜、豆類、クルミ、シソ油などにも含まれる。
ドライアイ予防にはこのほか、パソコン使用時の正しい姿勢、部屋全体の適度な明るさ、目を休
めたりストレッチなどの休憩、部屋の空気の保湿などを心がけることも大事。目薬の差しすぎや
洗眼は逆にドライアイを招くので注意が必要だ。
Yahoo!ビューティー - 美人通信
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