尾張旭市の高齢者教室「長寿学園」の受講者たち九十人が十六日、
同市新居町の名古屋産業大・名古屋経営短大を訪ねて、一日大学生を体験した。
午前中は、カラーセラピーの講義とキャンパス見学。昼食は学食で取り、
午後はカラーセラピー、心理学、洋画の三つに分かれて体験学習をした。
カラーセラピーは、選択した色で心理状態や性格を判断。測定器を使って、
自分の肌の色に合った服地の色合いを示す「パーソナルカラー」も割り出した。
洋画は、同市の洋画家、石上さんが、花をモチーフに十五分間で描き上げるデッサンを指導。
その後、縦一・五メートル、横四・八メートルの特大水彩紙に十五人の受講者全員で、
アクリル絵の具を用いて筆を振るった。
一日大学生の催しは、普段の教室を離れて大学のキャンパスで学ぶことで、お年寄りたちに
生涯学習への意欲を一層高めてもらうことが狙い。
洋画の体験学習を選択した同市の山内さんは「デッサンなんて初めてだったけど、
『対象をまず、じっくりと観察することが大切』と言われて取り組み、バラの花をわれながらうまく描けた。
面白く夢中になって描けたので、続けてみようかなと思います」と話していた。
ソースはこちら
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20051117/lcl_____ach_____008.shtml