(前略)
今回は「飛騨高山の家具」の話。飛騨高山の家具といえば、木材の"目利き"によって厳選された良質な
木材と、宮大工の伝統を受け継ぐ名職人=匠(たくみ)から生み出されることで名高い家具。日本の暮らし
や日本人の原風景に合う、素朴で温かな椅子やソファが数多くつくり出されている。そんな飛騨高山の
家具メーカーでも一番の老舗「飛騨産業」の東京ショールーム『飛騨の家具館』が、10月27日に移転
オープンした。
新宿のリビングデザインセンターOZONEに移転したそのショールームには、飛騨産業のロングセラー
シリーズ『穂高』をはじめとした美しい木製家具がずらり。この穂高、1969年以来モデルチェンジを一切
していないという、本物のロングライフ家具。初期の商品でも、全く問題なく部品の交換や修理ができるの
だとか。しかも張替えとなると、通常は費用や日数が結構かかるものだが、『穂高』のソファや椅子は本体
+置きクッション形式。張り地のチェンジなどもごく簡単で、衛生的なのだ。こういう家具こそが、長く大切に
使い続けるにふさわしい。
何より驚いたのが、実際に家具を見る前に抱いていたイメージを、ガラリとくつがえされたこと。失礼ながら
「飛騨高山の家具……素朴だけどちょっと無骨? もう一つ上の世代向け?」なんて思っていたのだが、
とんでもない。木の家具の温かみはそのままに、ぐっと軽やかで女性らしい印象。爽やかなグリーンや
ブルーの生地を張った椅子や、ちょうどよい加減にフリルの付いたソファなど、懐かしさと愛らしさでいっぱい
なのだ。
おすすめインテリア : インテリア : ホームガイド : YOMIURI ONLINE(2005年11月9日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/interior/recommend/20051108hg04.htm 『穂高』のソファ
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/photo/HG20051108111709577L0.jpg スレ立て依頼をいただきました、ありがとうございます