脚本家の倉本聰さんが書きおろしたテレビドラマ「優しい時間」の舞台となった北海道富良野市の
喫茶店が、ドラマの終了直前の今年3月中旬に開店して以来、にぎわいが続いている。ドラマの雰囲気を
忠実に再現したことが人気の秘密のようだ。
約140平方メートルの敷地に木造1階建て。47席。喫茶店「森の時計」に10月末までに9万8911人が
訪れた。ゴールデンウイークには5時間待ちの客もいた。
倉本さんにとって「北の国から」以来23年ぶりに富良野を舞台に書きおろした作品。撮影の際、実際に
店を建て、入り口の看板は大滝秀治さんに書いてもらった。
ドラマではコーヒーの注文を受けると、寺尾聰さん演じる主人公のマスターが客に豆とコーヒーミルをそっと
差し出し、豆をひいてもらう。店でもこれをカウンターで再現する。1番人気は、窓際にある大竹しのぶさんの
演じたマスターの妻の指定席。店名も「ブレンドコーヒー」や「森のカレー」の値段もドラマと同じだ。
実際のマスター、小暮忠広さんは倉本さん主宰の演劇研究所「富良野塾」OB。ラジオの構成作家をして
いたが、倉本さんに誘われて埼玉県から移った。
ドラマを一緒に見ながら倉本さんに「寺尾さんの動きをよく見ておけ」とアドバイスを受けた。
小暮さんは「人以外は何もかもドラマと同じ。イメージを壊さないようにしないと」と重責をかみしめている。
asahi.com: 2005年11月15日01時11分
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