スモモに梅を交配させた新品種「スモモウメ」の開発に、県農業技術センターが成功した。
鮮やかな赤い果肉と、まろやかな酸味が特徴で、ジャムやジュースなどの加工食品に最適という。
品種出願をしており、来年にも登録される見込みだ。
(中略)
果肉は赤色で、成熟するほど濃くなる。梅と比べ、リンゴ酸が2倍以上で、クエン酸は半分以下。
やさしい酸味が特徴だ。舌触りなどが劣るため、食用には向かないが、果実酒やジュース、
ジャムやシャーベットなどに使えるという。
「ジュースは、やや抑えられた酸味のまろやかな味わいがある。天然のきれいな赤色も美しい」と、
開発にたずさわったグループリーダーの佐藤さん(52)。農協関係者らによる試飲会でも好評だったという。
(中略)
センターでは現在、群馬産業技術センターと共同で、抗酸化作用などを中心とする機能性を研究中で、
スモモウメを、群馬の新しい顔にしたい考えだ。佐藤リーダーは「最近は梅の市場価格が低迷し、
産地は苦しい。新品種で新たな市場を広げ、全国に群馬ブランドをPRしたい」と話している。
元記事:
http://mytown.asahi.com/gunma/news01.asp?kiji=4781 asahi.com (
http://www.asahi.com/) 2005年10月28日
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