体育の日を含む10月が今年から県体育協会とその関連組織であるうつくしま広域スポーツセンターが
主唱する「うつくしまスポーツ月間」に設定された。スポーツの魅力や健康増進の大切さを多くの県民に
アピールしよう―という独自のキャンペーン月間で、当面の目標は県民のスポーツ実施率の向上だという。
この実施率とは“成人で週に1回以上、スポーツを行う人の割合”のことで、国全体では30%台だが、
本県はこれを下回って20%台の半ばにとどまっている。センターでは、なんとか国並みの水準に引き
上げることを目標にしている。
スポーツやレクリエーションは本来、自分自身のためのものだから「体育の日」や「月間」に協力して
呼び掛けに応えようというわけではないが、1人でも多くの県民が地域やサークル、家族ぐるみなど、
なんらかの形で参加できれば「月間」設定の意義が強調されるのではないか。
(中略)
文部科学省は2004年度の国民体力・運動能力調査の結果を9日、発表した。中高年層の調査項目は
反復横跳び、握力、急歩の3種目で反復横跳びで年代別、男女別で20年前より回数が伸びるなど敏しょう
性の能力が向上、逆に持久力をチェックする急歩の能力は20年前より低下している。
問題は青少年のほうで、7歳から19歳までの年齢、男女別に50メートル走や立ち幅跳びなど6種目の
データを集めて20年前と比較したが走る力や投げる力は男女ともかなり低下しているという結果がでた。
16歳女子の50メートル走と同男子の持久走は過去最低になったという。一概に原因を断定することは
できないが、幼児も含めた青少年の運動不足が、総体的にこうした体力低下の遠因になっているかもしれ
ない。
(後略)
全文はこちらで 福島民報 - 論説
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20051012/ronsetu.html スレ立て依頼をいただきました、ありがとうございます