★函館市電、戦後初の女性運転士が誕生
函館の市電に二十九日、二人の女性運転士が誕生する。市電の運転士に女性
が新採用されるのは戦後初めてで、同日から乗務を開始する。真新しい制服に
身を包んだ二人は「安全運転を第一に、笑顔で接客したい」と抱負を語った。
市内在住の鈴木(名前略)さん(27)と平泉(名前略)さん(23)で二人とも市内の
民間会社で働いていたが、市の広報誌などで運転士募集を知り応募した。
二人は今年五月、市交通局の臨時職員として採用され、約二カ月間の実技教
習訓練を経て九月二十二日、同期の男性職員七人とともに市電運転士の免許
を取得した。同二十九日付で同局の嘱託職員に正式採用される。
市交通局によると、市電の運転士に女性を採用したのは、戦時中の一九四四
年以来で、戦後新たに採用するのは初めてという。
終戦前後の混乱期をのぞき、これまで“男社会”だった運転士の世界。応募
したきっかけについて、鈴木さんは「運転士は、函館の街をPRできる仕事
。女性運転士がいないと知って挑戦してみたかった」。平泉さんは「もとも
と接客が好きな性格なので、いろんな人と接することができる運転士に興味
がわきました」と笑顔で話した。
(後略)
★そーす★
北海道新聞:
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050929&j=0041&k=200509292124