冷蔵庫の年間消費電力量がカタログ記載の電力量に比べ最大4倍になるケースがあるとして、
経済産業省資源エネルギー庁は今月末から、電力量の測定方法の見直しを始める。
家庭での使用実態に合わない測定方法が原因と見られる。
同庁は「消費者に誤解を与える表示を今年度中の早い時期に改めたい」としている。
家電メーカーなどで組織する日本電機工業会(東京)によると、
「カタログ表示より電気代が高い」など、
冷蔵庫の電気代に関する消費者からの苦情が昨年から寄せられるようになった。
各メーカーが調べたところ、多機能型冷蔵庫を中心に、
カタログ表示と実際の消費電力量に差のあることが分かった。
日本消費者協会(東京)が行った商品テストでも、
検査した400リットルクラスの冷蔵庫6台すべての消費電力量が
カタログ表示の約2〜4倍になった。
日本消費者協会で商品テストを担当している伊藤文一さんは
「家庭での使用状況や設置条件を踏まえておらず、
実態を反映した数値は出にくい」と指摘する。
また、冷蔵庫が多機能化し、測定で考慮されない機器を増設した製品も登場。
資源エネルギー庁は「測定方法を定めた際に想定しなかった機能が加わり、
表示と実態に差が出た」と釈明している。
.λλ .。oO( 詳しくはこちら 彡☆ ) YOMIURI ONLINE 社会 2005/09/24 16:09
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