銀嶺食品工業(福島市、大橋雄二社長)と水産業の大徳丸(福島県いわき市、大内徳一社長)は、カニの
身を練り込んだ食事パン「かにケーキブレッド」を共同開発し、インターネットによる販売を始めた。銀嶺食品
が製造、大徳丸がベニズワイガニの身を供給し販売元となる。
かにケーキブレッドは、国産小麦粉と福島県沖でとれたベニズワイガニの身をほぼ同量練り込んだ生地に、
チーズやニンジン、タマネギ、グリーンピースなどを加えて焼き上げ、冷凍して出荷する。1―2時間かけて
自然解凍した後、好みの厚さに切ってフライパンやオーブンで焼いて食べるとカニの香りと独特の味わいが
楽しめるという。
大徳丸はインターネットサイトで1個(約260グラム)1260円で売り出した。システムフォワード(いわき市、大内
一也社長)がサイトの開発と運営を担当する。
大徳丸はカニ籠(かご)漁などを営む網元で、「活きカニ」のネット販売は年間3万5000匹。加工食品事業にも
力を入れており、昨年は「かにチーズ大福」を発売した。
引用元 NIKKEI NET:2005/08/30
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20050829c3b2903t29.html