村の人口740人に対し、タヌキが2000匹いるといわれる島根県隠岐諸島・
知夫村が、野生タヌキの餌付けに取り組んでいる。観光の目玉にするのが狙い
だが、憶病なタヌキは逃げるばかりで作戦は難航、同村産業課の粘り強い努力
が続いている。
隠岐諸島でタヌキがいるのは知夫村だけ。村誌によると、1941年、村長に
寄贈されたタヌキのつがいが地面を掘っておりから脱走。異常繁殖し村の人口
の約3倍まで増えたという。畑を荒らすタヌキに駆除の要望がある一方、
「人間が持ち込んだ動物。殺すには忍びない」という村民の声も。タヌキを柵
で囲う「タヌキパーク」をつくる計画もあったが、「柵で囲えば動物園と変わ
らない」と、餌付けすることになった。
産業課の5人は交代で日に2度、山頂で餌をまくが、タヌキは遠くから眺める
だけで、職員が帰るころに現れるという。
ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050826-00000021-kyodo-soci