防災の日(9月1日)を前に、京都市上京区の京極小4年生たちが26日、
上京消防署員と一緒に地震を想定した「防災行動計画」づくりを体験した。
非常用食料の準備や御所への避難など、児童は活発に意見を出し合い、
災害への備えの大切さを学んだ。
防災行動計画は住民自らが定める災害時の行動指針で、
同市では自治会などの単位で策定が進んでいる。
同消防署によると小学生が計画づくりを体験するのは珍しいといい、
防災意識を育てる試みとして同消防署の呼びかけで実現した。
授業では消防署員が
「いつ地震が起こってもおかしくありません。その前に、みんなはどんな準備をしたらいいかな。
地震が起こったら、どう行動しますか」と問いかけた。
児童は班ごとに熱心に話し合い、大きな紙に「非常食、水分、ラジオを用意する」
「地震が起こったら玄関の扉を開けておく」「御所や鴨川に避難する」などと次々に書き出していた。
授業に先立ち、地元の消防団と全校児童約180人が参加しての
避難訓練や6年生の消火訓練も行われ、防火や防災への意識を高めた。
ソース:
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005082600123&genre=F1&area=K10