ドイツ西部の町オーバーハウゼンに、紛争や貧困で被害を受けた子どもたちのための施設「ドイツ国際平和村」がある。
現在、平和村で暮らしている子どもたちは、アフガニスタンやアンゴラなどからやってきたおよそ100人。
治療や、リハビリを受けながら帰国の日を待っている。
世界中から子どもたちが集まるこの施設には、日本人をはじめ、たくさんのボランティアの人たちが働いている。
大学で国際関係論を専攻する下村さんもその1人で、7月末、初めて海外でのボランティア活動をするため、平和村に
やってきた。
下村さんは「(大学で)世界の紛争とか、論文とか仕組みとかいろいろ学ぶんですけど、でもそれは机の上のことで、こう
いうところに来なきゃいけない状況っていうのはあるわけで、何かしてあげたいと思いました」と話した。
午前7時、平和村の1日が始まる。
最初の仕事は、子どもたちの着替えだが、寝起きで機嫌が悪いのか、子どもたちはなかなか言うことを聞いてくれない。
下村さんが悪戦苦闘するイバンネ君(4)は、脳に障害を持ち、言葉が話せないことから、自分の思いを伝えきれないもど
かしさのあまり、下村さんを困らせるような行動に出るという。
着替えの次はトイレの世話で、慣れないことの連続で休む暇もない。
ドイツ人の指導員から次々と指示が飛び、右から左へと動き回る下村さんだが、極度の緊張感からか、思わず涙がこぼ
れる場面もあった。
気を取り直し外へ。子どもたちといると下村さんにも笑顔が戻る。
下村さんは「(子どもたちの)名前はまだ全然覚えてないので...。1週間以内に覚えます」と話した。
平和村に来ること、それは下村さんが高校生のころから描いていた人生の目標の1つだった。
子どもたちと過ごす3カ月、下村さんには1つの願いがある。
下村さんは「(子どもたちに)絶対、笑ってほしいです。傷ついたりとかして、嫌な思いとかしていくこともあると思うけど、一緒
にわたしも楽しみたいと思っています」と笑顔で話した。
平和村の費用は、すべて寄付金や会員の会費などで運営されているという。
下村さんは「障害がある子どもを特別扱いせず、普通に接するよう心がけている」とも話していた。
引用元 Yahoo!ニュース - フジテレビ系 -
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20050823/20050823-00000847-fnn-loc_all.html 動画
http://www.bcast.co.jp/cgi-bin/yahoo/news.asx?cid=20050823-00000847-fnn-loc_all-movie-001&media=wm300k スレ立て依頼をいただきました、ありがとうございます