幻のヘビ「ツチノコ」を生け捕りに2億円を支払うと宣言していた兵庫県の旧千種町のユニークな制度が、
今春の4町合併で宍粟(しそう)市となったのを機に廃止された。「現実性がない」という合併協議会方針で
継続を断念、「ツチノコの町」を売り物にしてきた過疎の町の夢は幻と消えた。識者は「平成の大合併で弱小
自治体の創意工夫が失われた典型だ」と指摘している。
旧千種町は、岡山・鳥取との県境にある人口約4000人の過疎の町。町おこしを思案するうち「垂直に立っ
ていた」「斜面を転がり落ちた」など、ツチノコ伝説が持ち上がった。92年度一般会計予算に「捕獲賞金費」を
計上し、町内で生け捕りにすれば年間の町税収入分にあたる「現金2億円」の賞金支払いを継続してきた。
以来、町挙げての取り組みで沿道や公的施設の壁などに、「ツチノコ指名手配」の看板を立て、町内の
スキー場もイラスト付チラシを使うなど、「ツチノコの町」は県外にも知れ渡った。
ところが、同町が周辺の山崎、一宮、波賀3町と合併協議の途中、「現実性のない予算を組むのはおかしい」
などの異論が噴出。結局、今年4月の新市発足時は予算化されず、ツチノコとともに懸賞金も幻に。
これに対し、町観光協会長の清水要さん(59)は「ツチノコの町が自慢だったので残念無念。なんとか復活
できないか」と惜しむ。駅長を務める「道の駅」のレジ袋にツチノコ印を入れており、今後、地元産米1年分贈呈
など代替策を実施する構えだ。元同町助役、前野恒文さん(65)も「言い伝え自体が否定されたようだ」と落胆
する。
つづきはこちらで 毎日新聞 2005年8月18日 0時07分 (最終更新時間 8月18日 0時18分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050818k0000m040130000c.html スレ立て依頼をいただきました、ありがとうございます